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安全設計 技術者倫理 安全倫理 安全道徳 技術者倫理とは
安全倫理と安心巷話/ 安全を科学する
From knowledge to wisdom

     リス
機械安全設計の技術者倫理とは、トレーザビリティを可能とするエビデンス(証し)の明確な説明責任を担うことである。
技術者の倫理は、技術セオリー又は技術道徳であり、安全設計は、安全セオリー(安全道徳)を理解しなけければ、国際安全規格は理解できない。

      技術者倫理
技術者の倫理は、技術セオリー(道徳)であり、安全設計は、安全セオリー(安全道徳)を理解しなけければ、国際安全規格は理解できない。

 

本ページは、現在に至る国際規格、国家規格、問題点、今後の懸念事項などを巷話(ちまたばなし)として掲載するものであります。
この内容は、常に UP し続けます。
ご意見がございましたらしたら、ご連絡お待ち申し上げます。
(2009年8月7日 開始)


目次


38. 安全設計とは
37. 設計者に要求される知恵とは
36. 適合性評価とは
35. 機械安全の技術者倫理
34. 機械安全設計技術者の倫理学的安全と物理学的安全とは
33. 安全規範とは!
32. 安全設計の専門家とは!

31. 技術者倫理とは!   
30. 新聞掲載(オートメレビュー)新認証システムを開始
29. 新聞掲載(オートメレビュー)電気安全プレゼン開催及び書籍発刊
28. 機能安全の評価は正しい!
27. 安全防護(侵入と存在の検知)?
26. 機能安全の認証って何でしょう!
25. Proposal to IEC 60204-1 from Safety-Plus
24. 安全電圧とは!
23. ストレステストとは!
22. 過電流保護対策の国別考察!
21. リスクマネジメントの必要性!
20. 機械類の安全関連系!
19. 安全の取組み!
18. 原子力発電のリスクマネジメント!
17. 安全基準とは!
16. 適合性評価機関とは!
15. 福島原子力発電所の直接影響、間接影響とは!
14. 東北地方太平洋沖大地震
13. 機能安全とは!
12. サンプル無くして物は作れない!
11. 言葉の障壁!
10. 日本が危ない(機能安全)!
9. 認定制度!
8. 攻めてくる中国!
7. 売れない国家規格は作らない!
6. モータ保護の国別考察!
5. JIS B 9960-1 で作った電気装置がドイツで Fail する!
4. モータスタータを知らずして IEC 60204-1 を語るな!
3. 日本の産業は自給自足(輸出先の標準対応)!
2. 爆撃機が飛んできたらバケツで応戦(攻撃の信頼性)!
1. ドイツが考えた戦争に勝つ戦略(規格化の始まり)!

安全設計:技術を利益に換える時です。
終身雇用修了した現在、設計者も利益が上がる技術が必要です。


38. 安全設計とは 2016年4月25日

安全設計とは

機械の安全設計とは、生産性に関する品質及びコストの向上を目的とした労働安全衛生を対象に開発される設計である。
これが安全設計の本質である。

機械や電気製品の安全に関する国際規格 ISO/IEC が制定され、それと協調が図られた多くの JIS が発行されている。
しかし、残念ながら、それらの JIS で設計された機械や電気製品が、ISO/IEC の要求を許可されない事例が多く残されている。
何故、このような事が起こっているのか?

国際安全規格は、安全設計本質の閾値を意思疎通化しようとしたものである。
そこには、ものづくり文化の歴史からくる常識や道徳を技術者倫理として融合し理解しなければならない。
ISO/IEC 規格の適合性は、技術者倫理から始まる。

国際レベルで要求される技術者倫理を理解しないで、設計規格を丸暗記する形で語り継がれた場合、適合性の観点で問題を生む。国際安全規格に準じた安全設計専門家(自称を含む)は、安全設計倫理の国際レベルに対する我が国のメリット/デメリットを把握し、実現場に対応しなけければならない内容を伝えなければならない。
国際安全規格の丸暗記内容の伝達では、現場の向上が図れない。

生産性を目的とした品質及びコストの向上に対する労働安全衛生は、良い製品を生む。
実際に、これらを想定した IEC では、IECEEIECExIECQ 及び IECRE が開発され、その標準化が推進されている。
良い製品を生むために安全設計が要求されるのである。

昭和47年(1972年)アメリカに学び取り込んだ安全第一 (safety-first)が功を奏し、労働災害件数を劇的に低下させた。
これは、「生産第一、品質第二、安全第三」から「安全第一、品質第二、生産第三」へ経営的な抜本的改善の内容である。
平成11年(1999年)からは、目覚ましい結果に辿り着いていない。厚生労働省第12次労働災害防止計画が発令(目標参照)されている。


ものづくりの労働災害撲滅を考えるなら、成功事例「安全第一」の次の手段を考える必要がある。

現在、世界ではこの「安全第一」の見直しが進んでいる。
安全自身では儲からないこと・・・・
安全は、ものづくりの要素の一つであることの再理解・・・・
安全は、品質及びコストに繁栄(例えばIECQ)させなければならない。

安全の専門家(自称を含む)は、品質とコストをベースに安全設計の本質から生産性の要素である安全性を伝えなければならない。
GMC-Approach 及び そこから与えられた英語翻訳内容の丸暗記報告は、終わりを迎えた。


37. 設計者に要求される知恵とは・・・・ 2016年4月11日

国際規格作成を専攻する EU では、国際規格を International Standard とし、欧州規格を European Norm としている。この Norm とした事が適合宣言を意味するとして考えると興味深い内容が浮かんでくる。日本で、古くから、Norm をノルマとしている。また、論理的にはノルムと呼称されている。そこに文化があり、技術者倫理の内容理解は此処から始まる。

Norm は、規格や規範と言えるが、道徳を基本とした倫理と考えることができる。そこで、この倫理を基本に設計者が「やるべきこと」を考えた。「やるべきこと」とは、得た知識から知恵をさすことである。
知識は得るものであり、知恵は出すものと想定した場合、下図が考えられるかもしれない。


標準の倫理(Norm)を判断し、要求の適合性を適切に処理できる能力。

標準の倫理(Norm)を学習や試験から得られ、誰もが納得できるデータを多く持っている能力。さらに、経験から得られる見識がある。

標準の倫理(Norm)を成立させるための基本である。



設計者には、知恵が要求される。
知恵は、知識を選んで判断するものかもしれない。
また、知識や経験から本質を探く理解した優れた判断力を持つ見識が必要かもしれない。

標準を理解した証に資格が有るとした場合、その資格は設計者の知識があることを表明し、有意義な見識から知恵を出すことができるのかもしれない。

故に、資格を必要とする。
しかし、その資格で儲かったのだろうか・

受けようとした資格が何を意味すのか、社会情勢(厚労省機械安全カリキュラム努力義務通達)や工業会が力を入れており、有名だから・・・・何の為に受けるのか・・・・受ける資格の内容判断が重要かもしれない。

儲からない資格・・・・
会社的利益や個人的利益が無い資格に投資する場合、工業会などへの寄付金に過ぎないのかもしれない。




36. 適合性評価とは 2016年2月14日

適合性評価機関 (conformity assessment body:CAB)は、 適合性評価サービスを実施し,認定の対象になり得る機関である(ISO/IEC 17011、JIS Q 17011 より)。

適合性評価とは
(conformity assessment)
製品並びにサービス及び供給者の適合性を仕様及び/又は要求事項に対して評価することである。適合性評価機関は、認定機関から認定される
認定機関とは、
(accreditation body)
適合性評価機関の能力の評価を行い,認定された適合性評価機関によって発行される適合性評価の地球規模での受け入れを促進することによって貿易を促進することができる機関である。
これは、認定機関が相互評価され、認定機関間の相互承認協定のメンバーである場合に強化される。
認定 (accreditation) とは、 適合性評価機関に関し、特定の適合性評価業務を行う能力を公式に実証したことを伝える第三者証明である。


適合性評価機関には、次の代表される機関がある(EU の場合 EA:European Accreditation 参照)。

日本業界用語
(国家規格名称)
国際規格
国家規格
規格表題 規格用語 主な対象
審査登録機関 ISO/IEC 17021
JIS Q 17021
Conformity assessment ?
Requirements for bodies providing audit and certification of management systems
Certification bodies
認証機関
マネジメントを評価認証
品質や環境マネジメントシステムQMSやEMSに有効
検査機関 ISO/IEC 17020
JIS Q 17020

Conformity assessment-
Requirements for the operation of various types of bodies performing inspection

Inspection body
検査機関
プロセスを評価検査
特別な判断を与えられており、装置(機械類)に有効。
特に機能安全IEC 61508 に対応可能
製品認証機関 ISO/IEC 17065
JIS Q 17065
Conformity assessment ?
Requirements for bodies certifying products, processes and services
Certification bodies
認証機関
製品を評価認証
規格の合致性を基本に、製品(機器類)に有効.
機能安全IEC 61508 に対しては、欧州域のみ対応可能
試験所・校正機関 ISO/IEC 17025
JIS Q 17025
General requirements for the competence of testing and calibration laboratories Laboratories
試験所
試験所要求事項
主にEMC(電磁両立性)の試験が多い。


検査と製品認証の違いは、IAF/ILAC-A4:2004 Guidance on the Application of ISO/IEC 17020 を参照。

- 検査を行う検査官(検査機関)は、規格の本質を評価します。
- 製品認証を行う審査官(製品認証機関)は、規格の合致性を評価します。

検査官は、特別な判断が出来ることが認められており、評価する対象規格でカバーされていない内容を科学的に示すことで証拠(Evidence)と出来る事が認められております。

審査官は、対象となる規格に記載されていることの合致性のみを評価致します。

そこで、、日本で登録される検査機関は、製品認証機関が登録されています。
- 経済産業省(厚生労働省も同様)

EU 域に本社を置くxxxx-Japan では、我々は「認定機関」、「検査機関」であり…とホームページに記載されている。
これら EU 域本社は、「製品認証機関」が多く、曖昧な表記が目立ち、総称として検査機関と登録する経済産業省が後ろ盾となり、依頼者が困惑する自体となっている。

検査と審査には、大きな違いが有り、日本として明確にしておく必要があるのではと考える。





35. 機械安全の技術者倫理!  2015年3月10日

技術者倫理は、技術者として守るべき道とした設計道徳の規範(Norm)となる原理を理解し、その責任を担うことにあると言える。
機械安全の技術者倫理は、安全設計道徳の理解から始まる……。
  


【機械類の安全設計道徳/技術者倫理】

-基本原則の把握
  a) システムが健全では無い機械は動かない(セルフチェック機能設計の理解)
  b) 機械起動前にシステム健全性チェック( FBC / Reset システム機能設計の理解)
  c) 遭遇及び回避の原則(安全性向上機能設計の理解)
  d) 危害発生の回避(フェールセーフ機能設計の理解)
  e) スイッチギアのNC接点は、全て強制開離機構が基準(ポジティヴ オープニング オペレーションの理解)

-防護原則の把握
  a) 基本的安全設計原則
  b) 停止及び隔離の原則
  c) 機能障害の低減原則(ノーマルクローズ原理、構造的冗長性/多様性、インターロックドコンタクト)


【安全設計道徳の基礎】

-標準(Standad)と基準(Norm)の違いを理解・把握
-審査(標準の適合性評価)と検査(科学技術を用いた基準の適合性評価)の違いを理解・把握
-ハザードアセスメント(危険源の識別評価)の理解・把握
-リスクアセスメント(危険性又は有害性の評価)の理解・把握


【注意事項】

学会や大学の倫理綱領を参考とすることは必然であるが、一般的な社会倫理、情報倫理や技術倫理の内容に安全設計事例を追加するだけでは、「機械安全の技術者倫理」を理解するには遠い道のりかもしれない。

原則には、歴史的な開発経緯が存在する。
倫理/道徳/セオリーには、不変の基礎が有り、この開発経緯の理解から始まる。
安全設計を語る時、これらを理解しなければならない。





34. 機械安全設計技術者の倫理学的安全と物理学的安全とは!  2015年2月10日

機械設計の安全規格は、「倫理学的安全」及び「物理学的安全」の2つのカテゴリとして定義できる。

-倫理学的安全とは、 倫理学が道徳であり、人として守り(仲間としての決まりごと)行うべき精神的な法則を示すことから、安全に関しては作業教育を中心に作業者の姿勢が取上げられる。
-物理学的安全とは、 物理学が存在であり、人の介入により左右されない普遍的な法則を示すことから、
安全に関して技術を中心に安全防護物が取上げられる。


日本の安全文化は、倫理学的安全に特化し、国際安全規格に学ぶ内容は物理学的安全に特化したものかもしれない。

厚生労働省の「機械安全教育カリキュラム」は、これらを想定していると理解すべきである。
これが正しいとすると、示された技術者倫理の理解すべき内容が把握できる。


 機械安全設計の技術者倫理とは、
 トレーザビリティを可能とするエビデンスの明確な説明責任を担うことである。




33. 安全規範とは!  2015年2月10日
日本語の規範は、英語で Norm である。
Norm とは、環境的に「標準」、そして、社会的には「基準」を意味するとされている。

そこで、規範及び規格を確認した。
            表1 規格及び規範の確認

 

国際規格

欧州規格

英語

International standard

European Norm

仏語

norme internationale

Norm europeenne

独語

internationaler Standard

Europaische Norm


西洋に於いては、国際レベルを標準・規格「Standard」とし、国内レベルを基準・規範「Norm」としていることが確認できる。哲学では、Norm を判断・評価・行為などの基準となるべき原則と示されている。

Norm は、ラテン語から始まった用語であるが、日本では、古くからロシア語を基本に「ノルマ」と日本語化している。ノルマとは、労働基準量を示す。

安全規範を Safety norm とする。
Safety norm の日本的な意味は、安全ノルマ(安全労働基準量)との指摘を受ける可能性がある。


機械類の安全性に関する日本工業規格が開発されて、約25年が経過したが、安全規格もしくは安全規範ではなく、
安全模範といった段階かもしれない。
もし、これが正しいとするなら、適合性評価のシステム構築はまだ先と言えるかもしれない。

国際安全規格を標準(一般要求事項)とし、国家安全規格を基準(判断・評価・行為)とした理解の上で、作成・公示が可能となると言える。

これらに基づき、日本は国際規格を標準、国家規格を基準として、国家規格 JIS の判断、評価を具体的に進めなければ、世界から後れを取る可能性がある。これは、警告である。




32. 安全設計の専門家とは!  2015年1月5日

安全設計の専門家は、次の内容の本質を技術者の倫理として理解している必要があります。
- 安全設計の開発経過について
 
 - アメリカの Safety-First(1900年初頭)を理解している。         

「生産第一、品質第二、安全第三」

「安全第一、品質第二、生産第三」


  - 日本の安全専一(安全第一)を理解している(1972年)。
  - 西欧の安全規格の開発経過を理解している。
  - EC指令が何故発令され、その時の問題を知っている。
  - CEマーキングの目的を理解(1988年)している。
  欧州統合時、新任制度の「低圧電気制御機器試験認定機関」発足経緯を理解している(1989年)。


機械安全設計について
  
- 機械安全は、機械メーカーだけで対応するものではないことを理解している。
  - 機械のライフサイクルの範囲を理解している。
  - 機械安全設計の 3ステップメソッドの根拠を理解している。
  - 機械安全設計の Type"A", "B", "C" 規格(IEC GUIDE 51 & ISO 12100)を理解している。
  - リスクアセスメントは、リスク分析から、リスク評価することを理解している。
  - リスク分析の主旨を理解している。
  - リスクアセスメントで重要となる「死角を無くす」について、安全規格の記載内容を理解している。


電気安全設計について、
  
- 使用電気機器の工業グレードを理解している。
  - コントロールギアの意味と目的を理解している。
  - モータスタータの意味と目的を理解している。
  - モータスタータとコンタクタ(電磁接触器)の型式協調を理解している。
  - 停電や電圧降下を懸念(1976年)する理由を理解している (IEC 60204-1 Clause 7.5)。
  - 過電流保護と過負荷保護の違いや目的を理解している。
  - 過電流保護器の選択遮断協調を理解している。
  - 電気安全設計の 3ステップメソッドを理解している。
  - 電気安全設計の Type"A", "B", "C" 規格(IEC GUIDE 104)を理解している。
  - ドイツが MCCB (モールデッド ケース サーキット ブレーカ)にこだわった理由を理解している。
  - アメリカが Fuse にこだわった理由を理解している。
  - アメリカが SCCR (Short Circuit Current Rating ) を定義した理由を理解している。

  - アメリカのケーブル MTW と AWM の問題と解決内容を理解している。

機能安全設計について、
  
- 制御カテゴリに、Basic が設けられた理由を理解している。
  - 制御システムを理解している
    - セルフチェックの意味(1985年)を理解している。
    - クロスモニタリングの本質を理解している。
    - 開閉機器の信頼性が問われた経緯(1980年)を理解している
    - 回路の開発経緯(1985年)を理解している。
  - セーフティPLCの検討・開発経過(1983年)を理解している。



これは、安全設計の
技術者倫理を語る時の最低限の必要内容です。
安全設計の専門家は、少なくとも、これらを知っている必要があります。
専門家を選択される場合、これらの確認(判断材料として)が有効と考えます。



31. 技術者倫理とは!  2014年12月25日

機械安全設計には、技術者倫理(道徳/セオリー)が存在し、最終的には安全規範(安全労働基準量/安全ノルマ)が要求される。

 機械安全設計の技術者倫理とは、
 トレーザビリティ(履歴を残した追跡性)を可能とするエビデンス(証し)の明確な説明責任を
 担うことである。

説明責任は、エビデンスの選択責任(科学分析)と適合性評価を基本として、どのようにコミショニングを行うかが要求される。国家基準(National norm)は、これを要求している。

-国際標準:International standards
-国家基準:National norm


コミッショニングとは、適切な検収を目的として、
-装置の開発から運用までの設計者の設計業務、設計図書(RA、図面や取説など)、及び装置品質を検証し、
-性能(機械的、電気的及び機能的)試験を実施し、
適切な要求事項の実現を図るプロセスを言います。

グローバル設計を考える時、国際レベルの技術者倫理を理解し、安全設計の専門家にならなければならない。技術者倫理
安全設計を担当する技術者は、少なくとも次の内容を倫理として知っておかなければならない  

- 生産性を低下させる安全は、安全とは言わない(ISO 12100 より)。
   
現場では、生産性や効率を落とす内容を排除する。
   安全を行う目的は、生産性の向上である。
   
リスクアセスメントにて、安全装置の無効化を対象とする理由がここにあるISO 12100 より)。

- 安全設計の基本は、人は失敗する、機械は故障することを前程とする。
   ヒューマンエラーは、排除できないので、KYT/KYMや作業者教育・管理が必要(
日本安全文化)。
   故障しない機械は、造れないので、故障していたら動かせないシステムを設ける(
西洋安全文化)。
   
機械は、故障しない事を前程に開発・設計・製造されることが基本であるが、
   故障した場合の製造者保証として適時対応だけでなく、システムの必要性を倫理として理解する。


- 不慮の起動を防止する遮断装置が要求される(IEC 60204-1 より)。
   
日本の電気機器メーカーは、これに対応する電気製品を未だ理解できていない。
   故に、対応製品が開発されない。
   
IEC 60204-1 の Clause 5.4 の意味を理解する必要がある。

- 操作の押しボタンスイッチ自身が光る時、機械側から作業の実施を要求している
 (IEC 60204-1 より)。
   
国際安全規格は、点灯したら押す…が基本・・・・点滅すれば早く押せ・・・・
   日本の文化は、押したら点灯…が現場標準・・・・点滅したらエラー発生か?・・・・

   
IEC 60204-1 の Clause 10.3.1 の意味を理解していなければならない。

- 機能障害を持つシステムは、起動できない(ISO 13849 より)。
   
国際安全規格は、機能障害を人または系(システム)のいづれかでチェックすることを要求している。
   
日本の文化は、技術と品質で機能障害を起こす物は作らないを前提に系チェックは考えていない。
   問題が起きた時に出たとこ勝負(リコールや訴訟は、適時対応・・・・結果、想定外を連発)

   
安全関連系(SRS)は、開発経過が15年周期で有ると言える。来年2015年が変更の年と考えられる。
     -1970年の接続と接触の信頼性
     -1985年のHWおよびSWの採用判断(結果、SW禁止)、そして制御カテゴリ2の原型を公示
     -2000年に機能安全規格(IEC 61508シリーズ)を開発・公示(SWを確率論にて許容)
     -2015年に ISO 13849 及び IEC 62061 を統合して、ISO/IEC 17305 を開発
         ワイヤレス制御が安全関連系(SRS)に加わる・・・・



技術者倫理を語る時安全設計の歴史的な開発経過で、目的とされた内容と、その結果を理解する必要がある。
その結果だけの理解では、技術者倫理を理解したとは言えない。

さらに、上記の安全設計の技術者倫理を知る上で、安全装置の開発経過を理解しておかなければならない。

- 1899年にコンタクタ(電磁接触器)が、ドイツで発明された。
過電流保護器は、アメリカがヒューズ(溶断特性)、ドイツはMCCB(トリップ特性) と分断した。
- 二重絶縁は、アースに勝る
- 電圧降下による電気機器の寿命による性能競争
開閉機器の接続及び接触の信頼性
電気機器のサイズ及び端子記号の統一
タイマは、3000万回寿命保証が標準
- etc

機械安全設計の技術者倫理は、これらの開発経過を知った上で、その標準が何を目的として現行の状態になったのかを理解していなければならない。また、そこには各国の安全文化が伴うことを把握しなければならない。。

 学問や文献そして現行の安全規格をリピートすることは、技術者倫理の理解には遠く及ばない。

これらの歴史を知らないで、現行の安全規格や海外の技術資料の内容だけを覚える場合、記憶という点で知識は豊富になるかもしれないが、知恵が出る可能性が低い。

この結果、外国製品のコピーを自社品として販売。
このコピーは、「傷まで真似しなければ性能が出ない」ことを団塊の世代の方は知っておられるが、我々の世代には伝承されていないかもしれない。。

倫理とは、先にも述べた道徳を意味する。
我が国は、昭和33年(1958年)から、小学校の授業に「道徳」を取込んでいる。
ただし、ゆとり教育から、「道徳」の時間は廃止された模様・・・・




30. 新聞掲載(オートメレビュー)新認証システムを開始 2013年12月11日

機械安全性評価システムの新認証システムを開始






29. 新聞掲載(オートメレビュー)電気安全プレゼン開催及び書籍発刊 2012年6月15日

安全プレゼンテーション開催:電気装置解説
書籍発刊:産業機械の電気安全 IEC 60204-1


28. 機能安全の評価は正しい!  2012年1月29日

機能安全は、製品認証ではありません。
このように解説をして機能安全を評価する製品認証機関。

事実、製品認証機関が発行する機能安全の Certificate には、
必要とされる認定機関のロゴマークが未記入です。
これを世界では、プラベートサーティフィケート(私的証明)と言うそうです。
日本以外の国では、認められません。


  Cetificate of conformity


 Certificate No.:
 Date of Issue
 Applicant:
 Appatatus:
 Type of Protevtion:
 Marking:CE




認定機関
"ロゴ”
評価機関
“ロゴ”


27. 安全防護「侵入と存在の検知」!  2011年9月27日

エリアセンサー設置位置の確認として、侵入検知及び存在検知が問題となる。

・ 侵入検知は、人が危険領域に侵入することをセンサーで判断し、機械を停止する。

・ 存在検知は、機械が起動時に危険となる領域に人が存在する場合に起動できない。



熟練工は、危険領域を認知しており、通常は侵入しないが、認知しているから侵入する場合がある。これらを安全教育でカバーするが、生産性重視(瞬停/ドカ停禁止)の現場では、状況に応じて巧みな回避による侵入が行われる。


作業員は、危険領域に望んで侵入するものではない。侵入には理由がある。危険領域への侵入により、生産性を落とさない作業が要求される現場は少なくない。

この場合の事故は、企業側責任として、作業手順の不適切性が問われる。生産性を考慮しない安全方策は、無効化及び巧みな回避を誘発する。なお、3日(EU)または4日(日本)以上の休業災害は、労働災害保険の費用をUPさせ、社のマイナス効果を生む。労働災害保険料は、製造業で総従業員の給料の5.4%であるが、労働災害により、12%にUPした会社が存在する。

リスクアセスメント(リスク査定)から、リスクリダクション(リスク低減)内容の適切性と、その妥当性確認から判断し、生産性を落とさない安全な職場が望まれる。



26. 機能安全の認証って何でしょう!  2011年9月13日

機能安全の国際規格 IEC 61508 シリーズをベースとする国際規格は多々あります。

 ・IEC 62061
 ・ISO 13849
 ・IEC 61511
 ・IEC 60601
 ・EN 50126, EN 50128, EN 50129
 ・ISO 15998
 ・ISO 22201
 ・IEC 61800-5-2
 ・ISO/FDIS 26262

機能安全認証、機能安全規格の認証、適合性認証・・・・・これって、何でしょう!
これは、日本だけで使用されている言葉であり、他国で使用しますと・・・・・

先ず、適合性認証と言う言葉が存在しません。適合性評価が本来の用語・・・・認証機関に頼むから・・・・?

そして、認証機関が、機能安全規格を認証し、その「Certificate」を入手した企業が、
アジア初の機能安全認証取得、日本で初の機能安全認証を取得・・・・・・これって、何!

機能安全規格は、認証(Certification)するものでは無く、検査(Inspection)するものであります。
故に、機能安全規格は、Inspection Body (ISO/IEC 17020) でなければ適合性評価が出来ないのです。

Certification Body (ISO/IEC GUIDE 65)では、この評価ができないのであります。
これは、IAF / ILAC-A4にはっきりと記載されています。

Certification Bodyで評価されていることから、認証という言葉を使用しますか・・・・?
機能安全の国際規格には、Inspection の言葉が記載されていますが、Certification と言う言葉は何所にもありません。

機能安全認証、機能安全規格の認証、適合性認証・・・を言っておられる会社の「Certificate」を確認して下さい。
認定機関(Accreditation Body)のロゴマークが入っていません。


これを、世界では、「プライベート サーティフィケート」と言い、相互承認制度に値しない意味のない書類であると言います。

この意味の無い書類に、いくら支払われましたか・・・・?

IEC62061 ISO13849 IEC61511 IEC60601 EN50126, EN50128, EN50129 ISO15998 ISO22201 IEC61800-5-2 ISO26262


25. Proposal to IEC 60204-1 from Safety-Plus October 15, 2008!  2011年9月11日

動力回路モータ負荷分岐回路におけるコンタクタの2式直列系の改正案を作成。
残念ながら、日本の委員会メンバーは、モータスタータ自身を理解していないことから、コメント内容の審議まで及ばず提案を断念。

日本からの提案が不可能であることを思い知る。
モータ負荷分岐回路のコンタクタ設計手順の提案であった。

ターゲットカテゴリ3又は4、ターゲット PLd 又は PLe、ターゲット SIL 2 又は SIL 3 とした場合のコンタクタの使用数についての設計手順の提案から、コンタクタの 2式直列接続は必要無いことを伝えようとした。

これは、某ドイツ企業が国際規格を使って企画する、コンタクタの市場の2倍化と言っても過言では無いと言える。

その時の提案内容を次に示す。


Step 1

モータ負荷の定格電流の2.0~2.5倍の開閉能力を待つコンタクタ採用時は、1つのコンタクタでOkayとする。
安全係数(FoS:Fuctor of Safety)による、危険側故障率の低減。
これは、本質的安全の考え方である。

Step 2

コンタクタとモータスターが、Type "2"coodination に適合している場合は、1つのコンタクタでOkayとする。
コンタクタの接点を保護するモータスタータの保護協調を重要視する(IEC 60947-4-1 参照)。

Step 3

モータ負荷の定格電流で選択されたコンタクタ採用時は、ターゲットカテゴリ3及び4の場合に、
2つのコンタクタを必要とする。
強制開離機構とすることが不可能なコンタクタの場合、接点溶着の開離が不可能であることから、信頼性が低いとして、信頼性工学によるオンライイン冗長とセルフチェクが重要となる。


これは、安全設計手順として、Three step procedure がある。

IEC 61508 をベースとする機能安全の国際規格は、安全係数(FoS:Fuctor of Safety)が抜けている。

元来、EC統合時に、分岐ブレーカを設置しない場合にコンタクタの信頼性を上げる事を目的に、負荷の定格電流の2倍以上の開閉能力があるコンタクタ採用が要求されていた。

現在、ドイツを含め、特にアメリカはこの真実を理解していない。
日本は、論外であり、議論の余地が無いこと自身の真実を知る。

IEC60204-1 IEC61508 ISO13849 IEC62061


24. 安全電圧とは!  2011年8月16日

電源電圧は、大別すると次の3種類である。

HV (High Voltage) : U > 1000Vac, U > 1500Vdc
LV (Low Voltage) : 50Vac < U ≦ 1000Vac, 120Vdc < U ≦ 1500Vdc
ELV (Extra Low Voltage) : U ≦ 50Vac, U ≦ 120Vdc


ここでの注意点として、日本とアメリカ、カナダは、HV と LV の境界が、600Vである。
JISでテストしたものを世界に持って行き難い理由が此処にあるのかもしれない。

特別停電圧 ELV (Extra Low Voltage が安全電圧を要求する。


安全電圧とは;
-接地しない浮いた回路は、50Vac 120Vdc 以下である。
-接地した回路は、25Vac 60Vdc 以下である。



産業機械の基本国際規格である IEC 60204-1は、機能ボンディングを要求していることから、保護ボンディングを考慮し、ELV の 25Vac 60Vdc 以下のPELV(保護特別低電圧)を要求している。

事務機、情報通信機器の国際規格 IEC 60950 では、浮いた回路を要求していることから、SELV (安全特別低電圧)を要求している。



23. ストレスデスト(原子力発電所)とは!  2011年8月10日

ストレステストとは、安全性評価、または、健全性評価・・・・といろいろな言葉が使用されている。

原子力安全基準にて定めた要求に対して、さらにどれだけのストレスに耐えられるか・・・・と聞く。
このストレステストの重要性が、内容が解らずに一人歩きしている。

国際規格(ISO, IEC)の委員として、疑問及び懸念を感じる。
原子力安全基準の適合性評価を目的に、その証拠(エビデンス)として、試験を行うのであれば納得できる。

信頼性工学に基づく、信頼性、信頼度として、設備の寿命を把握するのだろうか。

しかし、原子力安全基準に対する安全係数(FoS : Factor of Safety)を義務付けるのであれば、原子力安全基準ではカバーできないことになる。

原子力安全基準の見直しが急務ではないだろうか。



22. 過電流保護対策の国別考察!  2011年7月29日

1970年代より、過電流による災害が問題視されていた。
過電流とは、短絡電流である。
過負荷は、バイメタルにより熱で判断(ジュールの法則)するため、過電流×時間であることを確認しておく。

過電流保護対策の国別考察!

-アメリカは、Fuse (ヒュース)で対応。溶断特性を最高とている。

-ドイツは、MCCB(モールデッドサーキットブレーカ)で対応。
再起動性とFuseの1000倍速い Trip 機構。

-日本は、アメリカの考え方(Fuse)で、ドイツの対策(MCCB)を参考に作成する。
-これが、ノーヒューズブレーカである。



これら、アメリカ、ヨーロッパの対策は、1970年代に遡る。
電気装置で、短絡時の過電流は、10kA(USA)~20kA(EU)を想定しなければならない。

これは、電気工学の基本であり、現場での短絡障害は、非常に大きな災害を起こしている。
工業国である日本は、機械輸出が多いことから、機械メーカーの企業防衛として、明確に電気装置の銘板に「定格短絡電流」を記載しなければならない。

この基本(Basic)設計の内容が「当たり前」であるが、この「当たり前」が守られないことから、1990年後半より、IEC 60204-1 に記載が始まる。

Fuse 信者のアメリカ国内でのMCCB採用が増加し、その対策として、「SCCR:短絡電流定格」を2000年中旬より、NEC/NFPA 70 で記載する。

これらの記載を見た日本では、大慌てをする。新しい要求が始まったと騒いでいる。
中国、韓国など、アジアでは騒いでいない。

ただし、騒いでいるのは機械メーカーくらいである。建設会社は、短絡電流を想定、推定した設計が従来より行われている。
日本を代表する機械メーカーの専門家は、短絡事故の経験(個人の)がないことを前提に、この現実を軽視している。

嘆かわしい状態である。



21. リスクマネジメントの必要性!  2011年6月27日

安全設計に必要不可欠なのは、マネジメントである。

国際規格ISO 12100 / 国家規格 JIS B 9700 は、機械安全においては非常に重要な基本規格である。
ただし、この規格は、機械メーカーの設計者を対象としたものである。

ISO 12100 は、上図のリスク低減までである。

リスクマネジメントに示すリスクコントロールは、安全関連系の採用、または、熟練工の採用が問われる。
従って、安全対策を系でやるのか人やるのか、もしくはこの両方で行うのかを意思決定しなければならない。
この意思決定は、ライフサイクルコスティングによる費用対効果の判断である。

生産性をベースとして、安全設計の費用を見積らなければならない。

社の利益率と系の危険故障率をモニタリングした場合、非常に興味深い結果を得ることになるであろう。



20. 機械類の安全関連系(SRS)!  2011年6月25日 

安全設計を考察する場合、リスクアセスメントからリスクリダクション(以降、リスク低減と記載する。)が要求される。このリスク低減手法に機能安全がある。この機能安全は、意図する機能の信頼性である。

信頼性は、信頼度で選択し、また、信頼度は故障率で評価される。安全関連系は複雑に構成され、その各電気機器の統合(Integlated)を物理学的論点で妥当性確認を行い、数学の確率論から数値化されたレベルをエビデンスとして妥当性確認及び評価を行う。

歴史的背景は、1985年に EN 60204-1の発行から始まる。これをドイツが国家規格 VDE 0113 とし、1987年にVDE 0113 解説書が発行された。この解説書に初の安全回路(現在のカテゴリ2)が参考として公開された。安全関連系に使用するスイッチングデバイスは、ポジティブモードが要求される。

従って、NC接点を基準とし、その接点は「強制開離機構(ポジティブオープニングオペレーション)」が要求される。また、その時点で接点増幅を目的に補助リレーが採用される場合は、強制開離機構に近付けることを目的に、信頼性工学に基づく並列冗長回路系による処理から直列系出力の回路構成が行われ、1サイクルごとに1回のセルフチェックが要求された。

その後、安全設計の基本的概念である ISO/IEC Guide 51 に示される「ものは壊れる、人は間違う」から、短絡、地絡、及び 断線といった障害に関する対策が図られた。これが、現行のカテゴリ3、及び 4 である。

ポジティブモードの要求より、電子機器からソフトウエアの使用は不可能であった。しかし、その後の開発から電子機器(E)及びプログラマブル電子機器(PE)の信頼度(性能レベル(PL)、安全統合レベル(SIL))が開発され、安全関連系への採用を認めることとなる。

リスクレベルの想定より、ターゲットPL 及び SIL を指定し、その採用された E/E/PE の指定に対する評価及び妥当性確認を行う。



19. 安全の取組み!  2011年6月6日

安全の取組みが企業の社会的信用拡大
安全基準は、企業を分析 / 評価する経営プロセスである。


安全基準の基本として、EU機械指令 AnnexⅠ安全統合の原則を参照


人体に対する作業環境及び安全性が、製造上のミスを減少し、品質向上に貢献する。



18. 原子力発電のリスクマネジメント!  2011年5月30日

現在、我々は原子力の恐怖に遭遇している。
ここで、リスクマネジメントを具体的に考える時である。

ホームページでも、たくさんの方が心配し、リスクアセスメントの事が多く記載されている。
ただし、リスクアセスメント(査定)は、評価までであり、リスクリダクション(低減)を考えなければならない。

この「リスク低減(リスクリダクション)」、及び、「リスク制御(リスクコントロール)」までが、リスクマネジメントである。



今、リスクマネジメントが要求されているが、リスクアセスメント自身が行われていないのでは・・・・と懸念する。

リスクマネジメントは、総理大臣及び担当大臣に委ねられる。しかし、現行の意思決定・実行内容を賛成できる方は国民の何%だろうかと考え込む。

IAEA (International Atomic Energy Agency)では、2001年4月に
「Risk management : A tool for improving nuclear power plant performance」を発行している。

ここでは、リスクマネジメントのフレームワークとして、提案された実行について、4つの Step が記載されている。

1.リスクの同定
2.技術の同定-3つのカテゴリ  [ 1) リスクの低減、 2)リスクの保留、 3) リスクの転送 ]
3.リスクマネジメント方策の実行
4.モニターの有効性(ソリューションの統合)




17. 安全基準とは!  2011年5月17日

今回の「原子力発電」、及び 「O-111」の件で、安全・衛生基準が日本に無いといったニュースを良く見る。
話されていた方は、経済産業省の独法の方である。


原子力の安全基準

原子力の安全基準が無いというのは、放射能が漏洩した場合の避難距離のことを言っているようだ。影響が出ない距離を規定することは、環境(天気、温度、湿度、風向きなど)の状態に依存する部分が多いように考えられ、基準作りは難しかったのかもしれないが、作る必要性を感じていない、そして、作ることが眼中に無いのではと懸念する。

なぜなら、工場(家電・事務機、医療機器、圧力機器以外)の装置・設備に対して、国家基準を持ちながら、それを使わない国であることから、基準の有無で説明されても困る。

基準は、国際規格、JIS(日本工業規格)や工業会・学会標準のことであると言っているのであれば、原子力発電に関する基準は、多く存在する。例えば、JIS B 8101 である。これには、ベントシステム、ターニング装置、圧力検知、排出弁、冷却方式などの要求が記載されている。

もし、福島原発をこの規格で適合性評価を行った場合、大半が Fail するのではと考える。
わが国に国家規格がありながら、使用しない国が言う言葉ではないように考えるのは私だけだろうか?
「機械類の安全性」の国家規格を作る立場の人間として申し上げる次第である。


生肉の衛生基準

飲食店がメニューとして生肉を出すことは、わが国では、ある条件以外の販売を認めていないようである。
卸元は「生では食べられないと説明・・・・」、焼き肉店では「生で食べられる良い肉があると聞いた・・・・」
「売る責任」と「買う責任」を明確にすることは当然であるが、そこで「生肉の衛生基準」の必要性が取り上げられている。

わが国の食品業界では、衛生基準を重要視しているが、これが否定されるのだろうか・・・・・
食品機械も、開発から廃棄までのライフサイクルにおいて、衛生管理に注目しており、多数の衛生基準が整えられている。これも、否定することになるのだろうか・・・・

この事件での懸念として、子供が焼けていない赤い肉を自分の箸で返し、その箸を舐める場面を良く見かけるが・・・・
「ユッケ」だけの問題で片付けられることに不安を感じる。


【所感】
法、規則、規制、規格を整えても、その実用が明確ではない国では、宝の持ち腐れではないか。
例えば、日本規格協会では、JIS(日本工業規格)よりも、国際規格翻訳版が売れるようであり、JISを現場では必要としない。

仕組み、インフラを考えない リーダーは、リーダーにあらず・・・・

他力本願、他積を積み重ねる弱者団体の結末は、見えているのかもしれない。
この状態を世界中に、自分から発信していないか・・・・



16. 適合性評価機関とは!  2011年4月16日

適合性評価機関とは、特定のTask(業務、作業)を果たす能力を持つ機関である。
主な適合性評価機関を次表に示す。

審査登録機関

品質(ISO 9000)、環境(ISO 14000)など

マネジメント

検査機関

機能安全(IEC 61508)、機械安全、電気機器

プロセス、システム、テスト

製品認証機関

機械安全、電気機器

システム、テスト

試験所・校正機関

機械的試験、電気的試験、EMC試験 など

テスト


特定のTask(業務、作業)を果たす能力レベルは、認定機関 (Accleditation Body) によって認定される。


認定機関の認定スキームが、IAF(国際認定機関フォーラム) / ILAC(国際試験所認定機構)により、証明書のグローバル化が図られている。
One - Stop - Certification の形成化からの創造である。
ここで重要となるのが、適合性評価機関が発行する証明書(Certificate)である。

この証明書には、認定機関のロゴマークが必要である。
例えば、ドイツの場合;

この Certificate は、認定機関のロゴマークがあることから、公式な証明書として世界的に認められる。

特に機能安全 (IEC 61508)関連の注意点を次に示す。
機能安全(IEC 61508 関連)は、Inspection (検査)が要求される。
機能安全関連の適合性評価は、検査機関でなければならない。
製品認証機関および試験・校正機関では、機能安全の適合性評価は不可能である。
認定機関のロゴマークが無い証明書は、私的証明として、国際レベルで受容されない。
認定機関のロゴマークを付けられない適合性評価機関は、必要とされる特定能力を持っていない。


ドイツの適合性評価機関を使用した場合は、認定機関のロゴマークが必要!
他国でも同様にその国の認定機関ロゴマークが必要です

認定機関のロゴマークが無い証明書は、国際的な有効性はありません。
直ぐに確認しましょう。


あなたがお持ちの Certificate は、大丈夫ですか?



15. 福島原子力発電所の直接影響-間接影響!  2011年4月10日

「原発は安全」、これを言った方は、あらゆる事象を想定されたのだろうか?

物事の事象には、必ず、直接影響と間接影響が存在する。
事象は、危険源に対して、直接的、間接的な影響を過去の実績および知見から、そのリスクを想定しなければならない。
安全を語る時、リスクアセスメントとリスク低減を明確に検証し、さらにその妥当性確認をしなければならない。

*       設備停止はしているが、発熱、爆発の可能性(直接影響1)

*       この対策として、水による散水冷却(直接影響1の対策)

*       想定されない水(放射能を含む)の意図しない流出(間接影響1)

*       流水道の制限および停止(間接影響1の対策)

*       貯水限界を超え、水(放射能を含む)の意図する流出(間接影響2)

*       事情(苦渋の決断?)の説明・報告(間接影響2の対策)



国民の安全を考慮する場合、リスクアセスメント(査定)を行い、最善の リスクリダクション(低減)を想定しなければならない。
このリスク低減手順は、

 1.設備自体 (本質的安全設計不可)
 2.設備のエンクロージャ (安全防護 / 五重の壁)
 3.イミュニティ (地震、津波)
 4.エミッション (放射能放出)



「原発は安全」、これを呈した設備のエンクロージャ(五重の壁)は、見事に爆発破損。

設備自体は停止しているが発熱・爆発の危険源(核融合の緊急停止は不可能?)に対する対策から、エミッション(放射能の流出)の制限不可能とした状態で、現在想定されない リスクをを考えてみる(大気へのエミッションは、空間(30km)距離による対策済み?)。

*       海へのエミッション(放射能の意図的流出)により、魚類が放射能汚染(直接影響2)

*       放射能汚染が考えられる魚類の飲食禁止(直接影響2の対策)

*       魚類は、動いている。他の土地や国の人が汚染魚類を食べる(間接影響3の対策)

*       汚染魚類を食べた鳥類が、汚染拡大(間接影響4の対策)



これらを想定すると、リスクアセスメントが行われていないと判断できる。
ハインリッヒの法則に基づけば、このレベルのリスクが、300件潜在している。

日本の政治を絵に書いたような現状である。
他力本願を基本とする弱者集団の結末である。

先週、日本とドイツにて原子力発電所の国際標準化の見直し作成が調印された。
日本の低レベル的管理体制のオープン化から、わが国への直接・間接影響がどのうようになるか計りしれない。

限られた人に支えられ、今があることを思い知ることとなる。
わが国の政治家は、直接的に自身の立場、間接的に国民の目に注目し、国民自身の安全を考えているのだろうか。

自論で申し上げてきた「20% / 80% の原理」では、20%が国を盛り立てている。
ただし、80% が居なければ、20% が生まれないのであるが・・・・。

政治家には、この20% は必ず居る。
80% の人間が権力を持ち、この20% を抹殺するようなことがあると、新しい 20% が生まれるが、全体的に低レベル組織を創造することになるかもしれない。



14. 東北地方太平洋沖大地震!  2011年3月31日

3.11 東北太平洋沖大地震にて被災されました皆さま、そしてそのご家族、ご親戚、ご友人の皆さまに心より御見舞申し上げます。

どうぞ、強い気持ちをお持ち頂き、皆さまの心身、そして生活の復旧復興をお祈り申し上げます。

今、地震の影響を受けてない企業が、日本の売り上げを上げなければなりません。
被災された方、そして仕事ができる方が一丸となって、この窮地を乗り越えましょう。



13. 機能安全とは!  2011年3月10日

国際規格は、大別すると3つに分かれます。

*       プロセスの規格

*       システムの規格

*       試験の規格


機能安全は、プロセスの規格です。
機械安全は、システムの規格です。

ここで、機械安全は「物理学」の応用ですが、機能安全は「数学」です。

*       物理学は、想定内容をエビデンスに基づき、事実を確定論で判断していきます。

*       数学は、信頼性を計るために確率論による数値で判断されます。


機能安全は、系の信頼性を定量化し、そのレベルを判断致します。

*       信頼性(Dependability)は、信頼度(Reliability)で判断します。

*       信頼度は故障率で判断します。

*       機能安全では、故障率を安全側と危険側に分けます。

*       機能安全の性能及び安全統合の各レベルは、危険側故障率で判断します。

*       危険側故障率は、単一故障を診ますので、各パーツの故障率の和で求められます。


機能安全とは!
単一故障による系全体の障害をレベル化し、リスクに応じた安全機器の選定を危険側故障率で判断するものです。
機能安全は、リスク低減手法の一つです。

ここで、機能安全の国際規格をまとめておきます。

信頼性(Dependability)
Requirement Standard

信頼度(Reliability)
Basic Standard

ISO 13849(産業機械の制御システム)
IEC 61800-5-2(PDS:パワードライブシステム)

IEC 60601
(医療機器)
ISO 22201
(昇降機)
ISO 26262(自動車)

IEC 61508 シリーズ
IEC 62061
(産業機械用 IEC 61508版)



12. サンプル無くして物は創れない!  2011年2月9日

EUへ輸出する際、「適合宣言書」を提出しなさいと言われた。
どうやって書けば良いのか。

*       紙のサイズ、質、そして色の規制があるのか?

*       EC ニューアプローチ指令に、記入内容が記載されているが、書き方が解らない?

*       印鑑を押さなくて良いのだろうか?

*       サンプルが必要?


早い時間で確実なものをオリジナリティを含めて作り上げる。これを実現するための最適な手段としてサンプルを参考とする。これが、日本の文化なのだろうか?。成功のみを追いかけるための最適手段は真似から始めろ。真似するなら傷までコピーすること。

ある社長から

ある審査登録機関の外国人審査官から

飼い犬は、首輪をしているから動き回れるのであり、首輪を外すと動けなくなるそうである。いわゆる、規制がなければ動き方が解らないそうである。
日本人も飼い犬と同じかもしれない・・・・と。 

規制、いわゆる書き方のサンプルがなければ物が書けない。

ある日本企業で、ISO 9000 の審査を行った時のこと・・・・。
審査の事前内合わせでは、規格を理解していない、経営理念も持たない、こういった企業がビックリするような品質マニュアルや凄い経営理念を短期間で作りあげ、解説まで行ってくる。事前打合せの人物とは思えない。日本人は、勤勉だね・・・・と。


これらを総合的に考えると、“0”からの「ものづくり」は、出来ないのかもしれない。例えば、上記の「印鑑を押さなく・・・・」であるが、100人中100人が、そんなことも知らないのか・・・・と言われるような気がする。

もしかすると、この100人には首輪が付いているかもしれない。しかし、もし、EC指令に「印鑑を押さなければならない」と書くことが出来て、これが標準となれば、世界中で印鑑の注文が殺到する。国際規格でも、ドキュメントには「印鑑を押さなければならない」とすれば、印鑑が必須となる。

もし、日本企業で印鑑を押したドキュメントや適合宣言書を提出し、これが日本の標準であり、君らの「サイン」や「ロゴマーク」より、価値も信頼性も高い・・・と言ったら、どうなるだろう。



11. 言葉の障壁!  2011年2月8日

わが国の国家規格JISを読んで、記載の日本語は英語(ISO, IEC)では何て書いてあるのだろうと考えられたことはないでしょうか。

「Safety」 と「安全」は同じ意味だろうか? -Safetyは創るもの、安全は与えられるもの-

「Standard」は、外人は標準と考ているが、日本人は規格と考える。-国際規格に日本提案が記入されることは勲章もの・・・・標準と考える外人にはどう映る。外人は、標準を操作することで市場を変えることが出来ると考えている。中国人も韓国人も、このとを知っている。

JIS B 9960-1 では、Emargency stop は、非常停止としているが ? -非定常停止を非常停止と言っていないだろうか- ( SEMI では、「緊急停止」としている。これが正しいとは言いきれないが・・・・)

JIS B 9960-1 では、Start を起動としているが? -機械の起動、装置の始動、これが正しいとすると電気システムでは「始動」とすべきではないか

JIS B 9960-1 に記載される「電圧低下」って正しい? 電圧低下と言われると、電源に問題が発生して低下するイメージを持つが、接続及び接触の抵抗により、電圧が降下することを1970年にドイツで問題視されていた。正解は、電圧降下ではないだろうか !

JIS B 9705 に記載される「液圧」は正しいか?-日本の電気関連の工業会では、Hydraulic を水圧を含め「油圧」と定義し、経済産業省も日本規格協会も了解したはずであるが!

わが国の規格作成メンバーは、スペシャリティである。そのスペシャリティが、現場の言葉を知らない場合は、致命的である。日本の国家規格は使用されない、そして売れないといった結果となる。英語をそのまま国家規格とする日が近いのかもしれな。

日本人は、日本語とすることで貿易障壁を自分で作っているのかもしれない。



10. 日本が危ない(機能安全)!  2010年12月12日

機能安全の国際規格 IEC 61508 「電気/電子/プログラム可能電子安全関連システムの機能的安全性」をベーシックとする国際規格化が充実する。

産業機械

ISO 13849 シリーズ

Safety of machinery - Safety-related parts of control systems
機械類の安全性-制御システムの安全関連部

IEC 62061

Safety of machinery - Functional safety of safety-related electrical, electronic and programmable electronic control systems
機械の安全性-安全関連電気/電子/プログラム可能電子制御システム

自動車部品

ISO 26262 シリーズ

Road vehicles - Functional safety

医療機器

IEC 62304

Medical device software - Software life cycle processes
医療機器ソフトウェア-ソフトウェアライフサイクルプロセス


ここで、これらの検査(Inspection)が要求される。
機能安全は、製品認証(Prodact Certification)ではない。
ここで、国際規格を確認する。

ISO/IEC 17020 「General criteria for the operation of various types of bodies performing inspection」

ISO/IEC 17065 「General requirements for bodies operating product certification systems」

ISO/IEC 17025 「General requirements for the competence of testing and calibration laboratories」

              

機能安全は、検査が要求されることから、ISO/IEC 17020 で認められた検査機関でなければならない。
試験所(ISO/IEC 17025)や製品認証機関(ISO/IEC GUIDE 65)が検査をおこなっている。

その検査費用は、Meeting だけで30~40万円/Day、Total 的には、1,500万円~2億円を請求している。

そして、その結果として提出される認証書(Certificate)は、プライベート・サーティフィケートと言われるもので、国際的・公的には認められないものが発行されている。

サーティフィケート(認証書)には、認定機関(Accreditation Body)のマークが必要である。

認定機関のマークが無いものは、プライベート・サーティフィケートであり、国際的には容認されないことを知っておかなければならない。

国際規格は、創るるものではなく、受け入れると考えるわが国は、検査機関と名乗る海外の試験所・製品認証機関の餌食になっているかもしれない。



9. 認定制度!  2010年12月10日

認定制度は、1947年にオーストラリアで発足した NATA (National Association of Testing Authorities) によって、幅広い分野に、「特定の試験又は測定を実施する技術能力に基づく試験所の認定」が開始された。

1970年から1980年にかけて、EC(欧州共同体)諸国において、NATA方式の試験認定所制度が設立された。


欧州は、1985年に発行したニューアプローチ指令及びその実施細目を定めた1989年のグローバルアプローチ指令において、試験所認定制度を社会基盤として位置づけた。1982年に発行された ISO/IEC Guide 25 をベースに、欧州規格として EN 45000 シリーズが発行された

ECを統合する段階で、低電圧指令におけるCEマーキングが議論された。
このスタート時には、個々の電気機器には、CEマーキング不要としていた。

これは、アセンブリされたものが認証されれば、使用パーツ(電気機器など)も要求を満足しているであろうということである。

しかし、EC 12ヵ国の各国に NB(通知された機関)が少なかったことから、電気機器メーカーが維持する試験ラボを公的に認め、電気機器メーカーを認証機関として位置付けることを目的に「低圧制御機器試験認証機関」が新設された。ドイツは、ALPHA である。ここで要求されるのが、EN 45000 シリーズであった。



8. 攻めてくる中国!  2010年9月4日

国際規格を制するものは、その適用範囲を制する。
中国が、機械類の安全性の規格 IEC 60204-1 に、膨大なコメントを提出した。
状況から想定するると、中国提案による新規格が作られる可能性が高い。

*       NC制御をポイントとしていることから、工作機械をターゲットとしているようだ。

*       日本の工作機械メーカーに、中国の資本が随分入ってきている。


中国は、国際規格及び日本メーカー買収による技術力確保から、日本の工作機械の市場を全て持って行くことになることが予測でできる。

なお、中古品についても中国が国際規格 ISO を抑えている。
ISO/TC245 の幹事国となった。
これは、Cross-border trade of second-hand goods(中古品の国境を越え貿易)である。
工作機械の中古機械も念頭に置いた動きかもしれない。



7. 売れない国家規格は作らない!  2010年8月2日

経済産業省 JISC は、売れない国家規格は作らない。

*       国家規格は、国際規格 ISO と IEC をベースに WTO/TBT協定に基づき作成

*       使われない、売れない国家規格は作らないとの指示・意見を申し受けた。


役に立たないことに国家予算は使えないということ。
国民の大事な税金を有意義に使いたいこと。

国家規格は、書店に並ぶ書籍では無く、国家を守るためにあるものと考えるが、この考えは日本を守るのだろうか。
日本の標準(規格)が無法地帯になるのかもしれない。
我々の大先輩は、JISネジや電線サイズを日本特有のものとし、日本を守る術を残して頂いた。

*       国際規格に踏み込み利用する中国

*       国家規格を使った戦略を考える韓国

*       使用用途が無い国家規格は作らない日本


使ってもらえない、買ってくれないでは無く、使わなければならない体制作りを考えてほしい。
昨年に改定された我が国の労働安全衛生法の適合を労働安全衛生規則に基づき評価するためには、JISが必ず必要であると考えるが・・・・・・・



6. モータ 保護の国別考察!  2010年3月4日

モータ保護の考え方が、国(アメリカ、ドイツ、日本)によって、異なった。

アメリカは、モータを焼かないための戦略として、必要とするモータ容量の200%以上のものを採用し、そこに 使用する電線の保護として、ヒューズを標準化した。

ドイツは、モータが高価であることから適正のモータ容量100%のものを採用し、その保護器の開発に取り組ん だ。瞬時TripおよびサーマルTripを可調整とするMCCBおよびモータスタータを標準化した。

日本は、適正のモータ容量100%で、ヒューズの代わりにノーヒューズブレーカを開発し、標準化した。


日本は、モータ選定はドイツ、保護器は保護の考え方をアメリカ、保護の機器をドイツを参考としている。
この標準化は、適正とは言えず、現在もその問題点を多く残している。
その証拠として、未だに過負荷を電流のみで判断するものと考えている。



5. JIS B 9960-1 で作った電気装置がドイツで Fail する!  2009年12月26日

モータ 1台を持つ機械を JIS B 9960-1 に基づき、ドイツで適合性評価を受けたところ、
認められず作り直しに追い込まれ、多額の損をした。

*       ユーザーより、EN 60204-1 で電気装置を作成の指定を受ける。

*       日本語で確認したい意向と JIS B 9960-1 がほとんど同じで、さらに解説が付いてることの情報を得る。

*       日本も工業大国として、グローバル設計の方向性が示されていると関心する。

*       JIS B 9960-1 第9章の 9.1.1に基づき、制御変圧器を設けなかった。

*       制御回路に制御変圧器が無いことが問題となり、作り替えに追い込まれた。


その内容を次に示す。

JIS B 9960-1  9.1.1 制御回路電源

 

 交流電源から供給する制御回路には,制御回路用の変圧器を用いなければならない。・・・・・・


 電動機始動器を1台しかもたない機械及び/又は制御機器(例えば,インターロック機器,起動・停止制御盤)を最大2個しかもたない機械には,必ずしも制御電源用変圧器を用いなくてよい。


電動器始動器とは、EN 60204-1 では「モータスタータ」である。

本件を経済産業省の JISC に報告したが、日本の規格で作ったものが、外国で問題となっても関係ない。
そこの国に持っていくなら、その国の規格を見なさいと諭される。

JIS B 9960-1 で作られた電気装置は、海外には通用しないことを証明されたと言える。



4. モータスタータを知る事で IEC 60204 が解る! 2009年11月20日

機械の原動力として、電圧、油圧、空圧がある。
その中でも、モータ(電動器)の開発が進む。
モータ駆動のためのスイッチングは、次の段階で開発されていった。

1.     コンセントで入り切り

2.     モータ自身に、押しボタンスイッチを装備

3.     入り切りの操作性を考慮し、電磁接触器を開発(約100年前)

4.     モータの保護として、短絡、過負荷、欠相の各保護を検討

5.     この保護器をダイレクト(直接)に入り切りできるスイッチを装備

6.     モータスタータの開発(約90年前)

7.     モータスタータは、動力回路を直接入り切りする押しボタンスイッチ

8.     モータスタータは、「モータ・プロテクション・スイッチ」と改名すべきかもしれない


モータは非常に高価で貴重なものであり、その保護が重要視された。
電気装置を語る場合、このモータスタータ(下図参照)を知らずして、語る事はできない。

この常識を持ち合わせない人間が、国家標準を作る国があるとすれば、その国はリーダーにはなれない。
いつまでも、下請けの立場を維持することしかできない



3. 日本の産業は自給自足! 2009年10月22日

日本の機械メーカーとユーザーは、国内だけでまかなえた。
その日本市場を他国に入られないために貿易障壁(JISネジ、電線の特別サイズ)を作った。
我が国の技術力が認められ、海外からの注文が増加し工業大国となる。
しかし、輸出先の標準対応に悩まされる。
標準とは、Standard である。



2. 爆撃機が飛んで来たらバケツで応戦! 2009年9月28日

日本人は、爆撃機が飛んで来たら、バケツに水を入れて、待ち構えた。
爆弾が落ちれば、火事などから、仲間を救うためだ。
ところが、その地区を全て焼き払うだけの量の弾薬が投下された。
日本人は、弾は1発と考えていたのだ。
アメリカは、ターゲットとする土地の広さ、人数、弾薬の量を全て、計算していたのだ。
これは、攻撃の信頼性を考えた戦略である。
日本は、この戦略を知らなかったために負けたと言われる。



1. ドイツが考えた戦争に勝つ戦略! 2009年8月7日

何故、ドイツの軍隊は戦争に強かったのか!
責める国の銃弾のサイズを調査し、そのサイズから銃をを開発したという。
相手をやっつければ、その銃弾を使用できると考えた。
これは、規格化の始まりと言える。





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